ベトナムをはじめとした東南アジア諸国では、水道水は飲用水として適していません。

ウォーターサーバー（ボトルウォーター）もしくは浄水器を使用されているご家庭が多いのではないかと思います。

蛇口直結型浄水器とウォーターサーバーの長所と短所について記載しました。

 

蛇口直結型浄水器
長所
・スタイリッシュでコンパクトなデザインは、キッチン・洗面所など水栓の有る様々な場所での使用が可能

・省スペース

・必要なときに手軽に衛生的で安全な浄水を利用できる

・東レ浄水器に使用されている中空糸膜は医療分野でも利用されており、バクテリア・マイクロプラスチック除去能力に優れている

・取付と取外し（移動）、フィルターの交換も容易

 

短所
・初期費用（モデルによる）
・浄水能力の維持の為に、定期的なフィルター交換が必要

・水質に起因して早期詰まり（交換）の可能性がある

長所
・ウォーターサーバーと組み合わせることで、給湯、冷水の利用が可能
・ボトルウォーターは、各メーカーによって様々な価格帯があり、好みや経済性に応じて20,000〜50,000 VND / 1ボトル（20L）の価格で利用可能

・ウォーターサーバー初期コスト

・給湯や冷水性能を利用するために電源が必要

・ウォーターサーバー内の定期的な清掃やメンテナンスが必要
・多種多様なボトルウォーターがあり、中には基準を満たしていない製品もある
・ボトルウォーターの重量（購入時・交換時）

・使用前後のボトルの保管スペースが必要であり、害虫などの接触リスクがある

 

4人家族が飲料水・炊事・炊飯水などで使用すると仮定し、ひと家庭、8リットル / 日

初期費用：1,990,000VND

フィルター費用（600L）：625,000VND

年間、5回フィルターの交換が予定されます（625,000 × 5 = 3,125,000VND）

導入年は初期費用1,990,000VNDが加算されますので、5,115,000VNDとなりますが、

次年度からは3,125,000VNDです。

※お住いの地域や季節の水質、使用方法によって早期交換の可能性があります

初期費用：ウォーターサーバー価格による

ボトルウオーター費用（20L）：30,000VND

年間、146回の交換が予定されます（30,000 × 146 ＝4,380,000VND）

ウォーターサーバー導入費用・電気代・メンテナンス費用が別途かかります。

浄水器とウォーターサーバーにはそれぞれの長所と短所があります。

お湯や冷水を手軽に手にでき、水質による詰まりのリスクが少ないという点では ウォーターサーバーにも利点があります。

また、ボトル単位で考えるとウォーターサーバーの方がランニングコストが安いという傾向にあります。

しかしながら、長期間使用すると考えた場合には、浄水器の方が経済的であることがわかります。

スペースの有効活用や交換の手間、機械内部メンテナンスの有無、衛生面、飲用以外にも浄水を使用できる利便性など、

総合的に検討いただき、浄水器の導入をご検討ください。